アーチマガジンNo.137 厚底vs薄底 結局どっちのシューズが良い?(子供編)

健康に関する様々な疑問にズバッと答える、Arch Magazine(アーチマガジン)📰 No.137の配信です。 今回のテーマは「厚底vs薄底 結局どっちのシューズが良い?(子供編)」です!

今回は、シューズは厚底or薄底どっちが良いのか論争について、研究結果などを踏まえながら、理学療法士の立場から考える私の意見を述べたいと思います。

結論から言うと厚底シューズにはメリット・デメリットがあり、どっちが良いかはその時々の状況によって変わると考えます。

なので、今回の配信ではまず子供における厚底・薄底の選択について考えていきたいと思います。(大人編は来週配信します。)

先に私の意見から述べると、子供の成長期が終わるまでは厚底シューズの着用は基本的におすすめしません。

理由はいくつかあるのですが、一番は足の正常なアーチ(土踏まず)形成を厚底シューズが阻害する可能性があることです。

幼児期は皆アーチが未発達で扁平足です。

成長するにつれて、足周りの筋肉が発達したり、足裏の靭帯組織が硬くなったりすることで、アーチが徐々に形成されます。

この正常なアーチの発達には、足底への適切な負荷が不可欠になります。

しかし、厚底シューズを履いた場合、クッション機能により足底への負荷が分散されるため、適切な刺激が足底に加わらない可能性があります。

結果、アーチが発達せずに扁平足を招く恐れがあると考えられます。

扁平足は、スポーツパフォーマンス低下や怪我のリスクを高める報告があるので、なるべく予防していく必要があると一般的に考えられています。

厚底シューズのメリットであるラクに走れるという部分は非常に魅力的ですが、楽になる分その代償で足の機能が衰えるリスクもあることは理解しておいた方が良いと思います。

ただし、まだ厚底シューズが出現してから年月がそれほど経っていないので、子供の足の成長に与える影響に関してはデータが不足しているのが現状であり、今回指摘したようなリスクがない可能性も考えられます。

科学的な情報は今後蓄積されていくとは思いますので、それを追いながら現在できる最善の選択をしていく必要があると考えます。

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