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<誰も得しないブログ更新> 人類と運動

運動に関する様々な情報を普段から見るようにしてるんですが、知れば知るほど運動が健康に与える影響の凄さに驚かされます。

運動は痩せるためとか、マッチョになるための手段、という風に考えている人が多いと思います。

そんな人に言いたい、「もっと運動のこと知ってやってよ」って。それは、運動の外見であって、中身ではないんですよ。

運動によるホルモンへの影響って本当にすごいんですね。様々なホルモンに運動は働きかけることができます。そのホルモンが、幸福感を高めたり、記憶力高めたり、睡眠の質を上げたりと、色々凄いわけなんです。

エンドルフィンと呼ばれる鎮痛作用のあるホルモンは、ランニングするとドバドバ出ることがわかってます。このエンドルフィンと同じくらい鎮痛作用を得るために必要なモルヒネの量は違法レベルになるみたいです。

では、何でこんなに運動は凄いのか、何でこんなに良いことだらけなのかというと、どうやらそれは人類の生存戦略として体を動かすことが必要だったから、という説が有力らしいです。

現代に生きている私たちと、狩猟時代の人間は脳も身体の構造もほとんど変わりがないそうです。

狩猟時代は、獲物を狩るために長時間歩いて移動できないと生きていけません。つまり、長時間体を動かすことができない人類は死んでしまう。そこで、人類は生存するために、運動することで報酬が得られるような脳・身体の構造に進化していったというのが現在の学説です。

人間はやはり動物で、生きるためには運動が必須な身体なのです。しかし、人類の進化よりも科学の発展が早く、ほとんど体を動かさなくなっても死ななくなった現代社会。

今後もリモートワークやらメタバースやらで、もっともっと動かなくても死ななくなるような社会になりそうです。健康的に生きられるかはわかりませんが。

これから、私たちは一体どうなるんでしょうか。自分は不健康だけど、自分のアバターはサクサク動くからOKみたいな感じでしょうか。

ジムをやってる立場から言うと、そんな世界にしたくないので、運動の普及を頑張りたいと思います。

長々と、そして、少し役立つ情報を発信してしまいました。すみません。
次回は、もっとどうでも良いことを書きたいと思います!

参考:アンデシュ・ハンセン著 「運動脳」  サンマーク出版