アーチマガジンN0.143 「ジャンプすると頭が良くなる? 骨と脳の意外な関係」
ジャンプすると頭が良くなる?「骨」と「脳」の意外な関係
健康に関する様々な疑問にズバッと答える、Arch Magazine📰 No.143の配信です!
今回は、骨の健康が脳の機能に影響を与える可能性があるという最新の知見について紹介したいと思います。
カギを握る物質として、最近注目されているのが「オステオカルシン」です。
オステオカルシンは、骨をつくる細胞から分泌されるタンパク質です。
以前は「骨の健康に関係するもの」と考えられていましたが、近年では脳の働きにも関係する可能性が研究されています。
骨は、歩いたり走ったり、ジャンプしたりすると、地面からの衝撃や筋肉の引っ張る力を受けます。
こうした刺激によって骨の細胞が反応し、オステオカルシンなどの物質が変化すると考えられています。
そして、オステオカルシンについては、動物研究で記憶・学習・不安などの脳機能に影響することが報告されています。
つまり、
ジャンプする
↓
骨に刺激が入る
↓
骨の細胞が反応する
↓
オステオカルシンが変化する
↓
脳にも影響する
という、骨と脳の意外なつながりが考えられているのです。
もちろん、ジャンプをすれば頭が良くなると断言できるわけではありません。
オステオカルシンが脳に与える影響については、まだ動物研究が中心で、人間での研究は発展途上です。
しかし、運動によって骨に適度な刺激を与えることは、骨を丈夫にするだけでなく、もしかすると脳を含めた全身の健康にも関係しているのかもしれません。
いきなり高くジャンプする必要はありませんので、まずは歩く・階段の登り降りをするなど、自分の体力に合わせて骨に刺激を与えることから始めてみましょう。
筋肉を鍛えるために運動するだけではなく、骨から脳へのメッセージを届けるために運動する、そんな新しい視点で運動を考えてみるのもいいかもしれません!

